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2011年8月 9日 (火)

苫小牧市

 苫小牧市では14日・15日に空襲があった。


 14日の空襲では、ニシタップ浜(現錦岡)で漁に出ていた漁民が4人空襲に遭い、亡くなった。また、苫小牧駐屯部隊が漁場に派遣していた兵士が1人亡くなったが、名前は不明である。


 また、論文「1945.7.14・15~苫小牧の空襲・戦後50年を考える~」によれば、王子製紙工場前にあった防空監視塔で14日に軍人が全身に銃撃を受け死亡したとされる。この事実を記している資料・文献は他には見つからなかった。


 15日には航空機乗員の犠牲者が出ている。四式爆撃機「飛龍」(キ-67)が樺太落合から長野県松本に向かう途中に千歳上空でグラマンの攻撃を受け、苫小牧市柏原の雑木林に墜落し、乗員7名のうち6名が死亡した。北海道空襲で日本軍の航空機が攻撃され墜落した唯一の事例であった。現地には「六勇士戦死の碑」が建てられ、いまでも地元の人たちによって慰霊されている。


【苫小牧空襲の犠牲者】
 氏名判明・・・民間4、船員0、軍人6
 氏名不明・・・民間0、船員0、軍人2


【主要参考文献】
・菊地慶一『北海道空襲 一九四五年七月十四・十五日の記録』(北海道新聞社,1995年)
・髙橋稔『とまこまいの石碑』(苫小牧郷土文化研究会,2001年)

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