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2011年8月 7日 (日)

伊達市

 伊達市への空襲は14日にあった。攻撃されたのは伊達赤十字病院・稀府病院・伊達紋別駅などであった。


 伊達市の地域情報紙『とりっくすたあ』に伊達空襲の特集が組まれたことがあった。そこでは、赤十字病院に残されていた戦災関係者の書類から死亡者の氏名や攻撃を受けた場所などが明らかにされている。病院への空襲による死者は4名で、看護婦・看護学生・入院患者がやられている。


 稀府駅への空襲による死者は15名であった。函館発稚内行きの第307列車(函館発稚内行き)が攻撃され、国鉄職員や旅客が犠牲となった。伊達紋別駅への空襲による死者は2名であり、駅助役と寮賄い婦が亡くなっている。


 これら以外にも犠牲者が出たという資料もある。『新室蘭市史 第4巻』には、黄金駅で函館発稚内行きの客第305列車が空襲され、4名が死亡したとされている。しかし、この空襲についての記録は他には見当たらない。また、当時の時刻表には第305列車という名前はない。稀府駅の第307列車への空襲と混同しているのではないだろうか 。


【伊達空襲の犠牲者】
 氏名判明:民間19、船員0、軍人1
 氏名不明:民間 1、船員0、軍人0


【主要参考文献】
・菊地慶一『北海道空襲 一九四五年七月十四・十五日の記録』(北海道新聞社,1995年)
・トリックスター出版「特集 伊達空襲in1945.7.14」,『とりっくすたあ』,第9号,1985年
・伊達郷土史研究会『伊達の風土』第13号(1994年)
・日本赤十字社北海道支部『北海道の赤十字 その百年』(1987年)

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