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2011年8月15日 (月)

余市町

 余市町には空襲はあったものの、死者はなかったとされてきた。『北海道空襲』によれば、駐留していた暁部隊(陸軍船舶兵)が船舶の訓練を行っており、米軍機に狙われたが威嚇程度で終わったという。また、爆弾2発が落とされたが、死傷者はなかったという証言が残っている。


 しかし、今回調査したところ、15日に余市で亡くなった船員4名が見つかった。全員が札幌陸軍軍需品廠の所属だったようだ。威嚇程度の攻撃しか受けなかったとされてきた暁部隊は実際には大きな被害を被り、死者まで出たというのが事実なのであろう。ただ、暁部隊が攻撃を受けたとすると、船員しか亡くなっていないとは考えづらい。陸軍兵も犠牲になったのではないかと思われるが、裏付ける資料は見つけられなかった。


【余市空襲の犠牲者】
 氏名判明・・・民間0、船員4、軍人0
 氏名不明・・・民間0、船員0、軍人0


【主要参考文献】
・菊地慶一『北海道空襲 一九四五年七月十四・十五日の記録』(北海道新聞社,1995年)
・戦没船員の碑建立会『戦没船員名簿』(1972年)

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